海外デジタル政策ログ

海外のデジタル政策を気まぐれに観察するブログです。元「丸の内OLの気まぐれGovTech日記」です。

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【EU】EUにおける行政デジタル化のトレンドに関するホワイトペーパーを公開

欧州委員会(EC)が、これまでのEUにおける行政デジタル化のトレンドに関するホワイトペーパーを公開したようですね。

結論の中で、公共分野に参入できていない技術について、その原因は公共調達に制限があること、法的規制が欠如していることにある(そのため中央政府が積極的にスタートアップとのコラボレーションを進める必要がある)と述べられていました。

EUにおける行政デジタル化のトレンドに関するホワイトペーパー

(press一部和訳)

コロナかに入りGovTechはますます台頭するようになったが、今後政府業務にどのように影響をもたらすかは未知の世界である。

そこで本ペーパーでは、GovTechを形成する関係者やトレンドを把握し、GovTechが作り上げるエコシステムの概要を読者に提供する。また現在GovTechが担う役割、将来的な可能性について論じる。

これによりGovTechの認知度と可視性を高め、この分野の将来の成長に貢献することを目的とする。

 

(目次と簡単な概要)

  1. 2020年までのGovTechの歩み
    1. GovTechの核心に迫る:GovTech関連の用語解説、業界の動向等
    2. 国からみたGovTech:EU各国における行政サービスオンライン化の進捗度合い、政策の流れ、国連電子政府調査2018を元にした考察等
    3. 公共部門のイノベーションを促進するためのEUの役割
      1. 2015年以降におけるEUの役割:歴史の振り返り
      2. デジタルヨーロッパプログラムの進むべき道:プログラムの概要、予算規模等
  2. GovTech スタートアップエコシステムの現在のトレンド
    1. 公共部門を革新する重要な原動力としての最新技術:AIやサイバーセキュリティ等各技術の公共分野における最新動向
    2. success driverの定義:成功事例の紹介
  3. ヨーロッパにおけるGovTechスタートアップの歩み
    1. 基準及びデータソースの特定:GovTechスタートアップの本ペーパー内での定義
    2. 公共分野からの観点:公共分野(モビリティ、ヘルスケア等)毎のスタートアップの参入割合
    3. 技術的観点:技術(AI、IoT、RPA等)毎のスタートアップの参入割合

 

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