海外デジタル政策ログ

海外のデジタル政策を気まぐれに観察するブログです。元「丸の内OLの気まぐれGovTech日記」です。

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【深圳IoTツアー】深圳への行き方(後編)

今回は上水駅から地下鉄で老街駅まで行って、ホテルに着くまでを書いていく。

まず上水駅に、このような大きい地下鉄運行情報の電光掲示板がある。中央の画面の下側にマウスポインタがあるのをお分かりだろうか(可愛い)。

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上水駅の外から見られる地下鉄運行情報

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地下鉄の券売機

こちらが券売機である。日本では券売機の上にある行き先と値段の対応表をみてから切符を買う仕組みだが、ここでは行き先を選べば値段を表示してくれる。

 

券売機での支払い方法はWeChatPay、Alipay、現金が可能である。

ここでWeChatPayに関して説明するが、ご存知の方は飛ばしてほしい。

WeChatとはtensentという会社が始めた、LINEのようなコミュニケーションツールがベースのアプリである。今日の中国において、なくては生死に関わるアプリと言っても過言ではない。チャット機能から始まったこのアプリ、QRコード読み取りによって決済したり、「ミニプログラム」などの便利機能(LINEでいうLINEGameなどの機能のようなもの)を付けまくってプラットフォーム化している。LINEの他に入れているアプリが全てLINEに吸収された感じ。例えば地下鉄に乗る時の決済についても地下鉄運賃決済用のミニプログラムがあって、それを入れておくと運賃を払う際にQRコード決済できる。

中国においてほぼ全ての支払いはWeChatPayにより行い、カードやまして現金だとあからさまに嫌な顔をされる場合もある。ここではWeChatの良さを伝えきることができないので、是非調べてみてほしい。

ちなみにWeChatは主にアジア圏に広がりを見せている。アリババが作ったAlipayは決済のみのシステムだが、WeChatはSNSが元になっている為ここまでの普及率を誇ったとも考えられる。この後もWeChat関連の話はちょくちょく出すつもりである。

 

道中の話に戻るが、切符はなんとプラスチック製だった。環境に優しい…!

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プラスチック製の切符

 

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手荷物・身体検査

とても見辛くて載せるか迷ったのだが、地下鉄の全ての改札の手前にある手荷物と身体検査。真ん中の2つのゲートが身体検査で、その両隣の箱のようなものの中に手荷物を入れると、飛行機の手荷物検査の機械と同様に、ベルトコンベアで運ばれながらで手荷物が検査される。写真の一番左にちらっと映っている座った方が検査員の方である。

この手荷物検査、飛行機ほど厳しくはなく勿論飲み物などの持ち込みはOKである。しかし検査の映像をちらっと後ろから見た感じ、ちゃんと検査されているようではあった。

ちなみに検査に時間がかかるのでは…?とも思ったがベルトコンベアの速度はとても早かった。さらに周りの方は慣れているせいか荷物をサッとおいて自分がサッと身体検査のゲートをくぐってサッと荷物を取っていった。とにかく速かった。

速すぎて、この検査で本当に犯罪の抑止力になっているのか…?というレベルだったが、犯罪抑止力に繋がっているのかなとも思った。

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改札


そして改札。交通系ICカードと同様に切符を特定の場所におくと、レーンが開く。

ちなみにツアー中、朝の地下鉄の混雑具合の写真を見せてもらったのだがほぼ東京都内と同じく地獄の様であった。それでも検査は機能しているしダイヤ乱れもほとんどないのだから、日本にも取り入れる余地はあるのではと思った(勿論他にも入れられない要因はありそうだが)。

あと気づいた点は、地下鉄は全ての駅・全ての路線で二重扉になっていたこと、またエスカレーターがかなり高速で、 乗る為に多少慣れが必要そうだったことである。

 

今回はホテルの最寄駅、老街駅で降りた。

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老街駅を出てすぐの町の様子

日曜お昼前だったので割と歩きやすかったが、夜は歌舞伎町そのものだった。女性が一人で歩くには危ない感じの治安。

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百貨店

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歩道橋

街中にはゴミ箱があり、ゴミが散乱していたりするという事はなかった。

 

そしてホテルに着いた。今回止まったのは深圳を訪ねる日本人の70%が泊まる、日本人スタッフ常駐のグゥアンドンホテルである。

www.tripadvisor.jp

ホワイトホールの方にお勧めしていただいたのだがここにして良かったと思う。アメニティも毎日交換していただいたし、何より清潔だった。コンビニで購入したお弁当を電子レンジで温めたい旨をお伝えすると、なんと電子レンジを部屋まで持ってきてくれた。

 

以上が深圳へ到着する経緯である。