海外デジタル政策ログ

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【EU】デジタルリテラシーに関する教育時における、教育者向けのガイドラインを公開

欧州委員会(EC)が、デジタルリテラシーに関する教育時における、教育者向けのガイドラインを公開したようですね。教員のリテラシー教育ではなく、教員が教室で生徒に教える際のガイドラインということです。

この中には、専門的な概念の定義、授業での演習方法、健全なオンライン習慣の奨励方法等が含まれています。またコンテンツは、デジタルリテラシーの構築、偽情報への対処、デジタルリテラシーの評価と査定という3つの主要なトピックを扱っています。

現在ヨーロッパでは、13歳の生徒の3人に1人が基本的なデジタル技術を身につけておらず、OECDによると15歳の生徒の半数程度のみ情報の主観性や偏向性の見分け方を教わったと回答したそうです。そのため、メディアリテラシーだけでなくデジタルリテラシーに関する教育・訓練を強化する取組を開始したということです。

これは「子供のためのより良いインターネットのための欧州新戦略(BIK+)」のもと、また「デジタル教育行動計画(2021-2027年)」 「欧州民主化行動計画」の一部として進められているとのこと。

デジタルリテラシーに関する教育時における、教育者向けのガイドライン

例えば偽情報を確認する観点として「ファクトチェックとは何か?」「多角的に情報を理解するには?」「偽情報の倫理性」、また偽情報に出くわした際に何を確認すべきか等のコンテンツが盛り込まれています。

 

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