海外デジタル政策ログ

海外のデジタル政策を気まぐれに観察するブログです。元「丸の内OLの気まぐれGovTech日記」です。

MENU

【英国】レジリエンスフレームワークを公表 データの活用を強化

英国内閣府が、レジリエンスフレームワークを公表しました。

レジリエンス 防災 サイバーセキュリティ データ利活用 安全保障

フレームワークの中では以下の5側面から政府の中長期的な目標、2025年まで・2030年までの目標をそれぞれ明記しています。

  1. リスク
  2. 責任と説明責任
  3. コミュニティ
  4. 投資
  5. スキル

分かりやすく解説されているニュース記事がありました。

(一部和訳)

内閣府は、サイバーセキュリティや戦略的計画を改善するための様々な施策と共に、データの有効活用に重点を置いた新しい「英国政府の強靭性フレームワーク」を発表しました。本フレームワークは、政府のあらゆるレベル、重要な国家インフラ事業者、民間企業、市民社会の一部、一般市民を結集し、テロ、異常気象、パンデミックなどのリスクへの備え、対応、回復をよりよく行えるようにすることを目指しています。

内閣府はこの中で、データの利用を改善したいと述べています。「国の強みと弱みをより強固に理解し情報共有することで、国家レジリエンスにおいて役割を担うすべてのグループにその権限が与えられるようにしたい」のです。

本文書では、膨大な量のデータを収集、分析、可視化する技術の可能性を強調し、国の備えの一環として、データの流れ、所有権、相互運用性についての理解を引き続き向上させる必要があるとしています。また「安全保障・防衛・開発・外交政策の統合的見直し」を受けて、危機管理のためのデータと専門知識を集約した「国家状況センター(SitCen)」が昨年、内閣府に設置されたと述べています。

 

★英国に関する他の記事はこちら