WeChatと周黒鴨の自動化店舗について書いていこうと思ったのだが、ここに書いてあることと全く同じ体験をしたので、詳しくはこちらを読んで頂きたい。(動画を撮ったのですが顔が映ってしまっていたので)
ちなみに今回紹介する店舗は南山市という「ハイテク企業」が集まるところにある。「ハイテク企業」とは政府認可がおりている、高度・先端的技術を中心に扱う企業のこと。米国企業で言えばFaceBookやGoogle、SAP、NVIDIAなどがそれである。ハイテク企業としての認可がおりるには厳しい条件があるようだが、それを通れば政府から技術推進の援助が受けられるらしい。
ちなみに時価総額10億ドル以上で上場していない企業を「ユニコーン企業」と呼ぶ。ユニコーン企業はサンフランシスコ、北京、上海に多くある。代表的なものはUber、Airbnb、Snapchatなど。中国にはこのユニコーン企業がHuaweiなど70以上ある。(ちなみに日系ではメルカリが含まれていたが上場したため外れた)
この中の1つであるXiaomiという、元はスマホ販売会社だった総合家電メーカーの店舗へ訪ねた話をしようと思う。
外から見た店舗はこんな感じ。
…お分かりだろうか。何かに似ている。そう、Appleである。oppoを紹介した際にも「中国は製品の売り方においてAppleを真似ている」と述べたが、ここは本当にロゴさえ変えたらAppleが家電を売り始めたかと思ってしまうかもしれない、そのレベルである。
Xiaomiは「中国のApple」とも呼ばれており、世界のスマホシェアにおいてSamsung、Apple、Huaweiに次いで4位に位置している。創業8年にしてなぜここまでの急成長を遂げたかというと、SNSを利用したマーケティングが上手いことが挙げられるようだ。
余談だが中国のスマホ市場においてApple製品の占める割合は3割、Android製品は7割である。対して日本は逆の比率である。なぜ日本におけるApple信者が多いか、それはまぁブランド信仰によるところが大きそうではある。
また中華製のスマホ、写真を撮る時にAI機能がついている。「写真」「ビデオ」を選択するバーに「AI」があり、それを選択するとさらに「人物」「文字」「風景」などを選択できるようになる。そこで選択した対象に焦点を当てて認識し、対象が綺麗に映るように自動で加工してくれるのである。
ここで興味深かったのが「人物」を選択すると確かに肌などが加工され人をより美しく撮ることができるのだが、「風景」などを選択してもある程度人物は自動で加工してくれるのである。つまり、意地でも元の顔を映さないでくれる嬉しいカメラなのである(自撮り女子カモン)。
今回訪ねた店舗は2階建てで、1階はスマホやPC、2階が家具中心だった。
ここまでの記事を読んでいただければもはや当たり前と化しているが、Xiaomiでの決済もQR決済で行うことができるため、サービスカウンター的なものはあったがレジはなく空間を広く使っていた。
またXiaomi製PCも見たが、どのPCにもついている「ロゴ」がなかった。自分で全てカスタマイズできるところにとても魅力を感じた。例えるなら無印良品的な感じだった。