街の至る所にあるオレンジや黄色の自転車。これこそシェア自転車である。
初回登録料は4000円程度、その後は無料で好きなときに使える。
使うには、鍵の上についているQRコードを読み取る。
すると鍵がカチッと開く。使い終わった時はその場に乗り捨てて良いらしい。
自転車にGPSがついており、アプリからその自転車がどこにあるか分かるため、次に使いたい人が見つけて同様の手順で使うことができる。
GPSがついていることとWeChatのアカウントと連携していることから、人の流れのデータを大量に集めることができる。例えば「深圳在住の方が北京で自転車を乗った」などである。このデータ、応用が効きそうである。
カゴはソーラーパネルになっており、QRロックとGPS追跡機に電力を供給している。
詳しく知りたい方はこれを読んでみてほしい。
どのように導入されたかというと「突然街中に大量の自転車が並べられた。そのうちに使い方を把握し、1ヶ月くらいで市民に浸透した」そう。
このサービスの課題として、1ヶ月くらいで自転車がボロボロになってしまいその収集がついていないということが挙げられていて、提供会社は解決に取り組んでいるようである。
ちなみに傘のシェアリングサービスも存在する。街の何箇所かに傘を入れるBOXがあり、その場所を地図で探すことができる。やろうと思えば私物化できてしまうし事実そうなのだが、割ときちんと稼働しているそう。
次はドローンについて。 中国はドローンを飛ばすことができるので、今回はドローンからの空撮体験をした。
公園内は大自然に囲まれているのだが、外を高層ビル群が囲んでいるのが丸見えで、これが都市開発…という気持ちになった。
操作は簡単だった。
ドローンのできることとして、特定の人物を認識させて追いかけさせたり、手をかざして操作したり、映画の1シーンのようにズームアウトした映像を撮ることが挙げられる。
ドローンは日本で飛ばすことが禁じられているため、かなりワクワクする体験だった。
ただ深圳でも飛行禁止区域がソフトウェアに組み込まれているそう。また特定の日に特定の場所が飛行禁止区域になることもあるようである。(例えば習近平氏が来る予定の場所など)
ドローンの応用例についてはこれ以降の記事で書きます。